すごい本が出るぞ!という話。「文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である」
メッセージアプリ、SNS、メール、職場の企画書、報告書、社内報、ブログ、note、動画のコメント欄、子どもの連絡帳などなど。いまや一日の中で文章を書かない人はいません。
僕らライターのように文章を書くことを生業にしている人はもちろん、そうでない人も必ず文章を書きます。もはや空前の文章社会といっても過言ではないでしょう。
そう、みんな文章を書くんです。
それは書きたくて書くものもあるでしょう。書きたくないのに書かなければならないものもあるでしょう。どんな場合においても根底にあるのは「伝えたい」という思いのはずです。
この「伝える」は人間の根源にあるものです。僕らは社会生活を営む以上、必ず誰かと関わらなければなりません。その関りの基礎の部分にはかならず「伝える」があるはずです。
こんな経験はないでしょうか。
何だか知らないけどモヤモヤした気持ちをメッセージアプリで友達に伝えたい。けれどもどう書いていいのかわからない。
それともこんな経験はないでしょうか。
なんとか文章にして伝えてみたけど真剣に取り合ってもらえなかった。
こんなことはなかったですか?
勇気を出して送ったのに既読にならなかった。
こんなことはないでしょうか。
文章にして伝えたけど誤解されてしまった。
伝えることはとても難しいことです。そして、それを文章でやることはもはや芸当とまでいえるほど難易度が高いことなのかもしれません。
じつはこれは、僕のようにライターのようなことをして文章での表現活動をしている人ならかならず経験することです。
・書けない・届かない・伝わらない
これをどうやって克服していくか。それは伝えるうえで重要なことです。
それを克服するための本が出ます。
そこまで長くないインターネットの歴史で、いままでに4回、一般人が文章を書いて発表するブームが起こってきました。メルマガブーム、テキストサイトブーム、ブログブーム、noteブームです。これらは文章を発表することで「伝えたい」という多くの人の思いが発露したブームでした。
この著書の筆者は、それら4回のブームを間近で眺め、ときに参加して眺めてきました。そこで試行錯誤を繰り返し、どういうことをしたら伝わらなくて、どういうことをしたら伝わるのか、それを蓄積してきました。
あらゆる文章は物語です。そしてあらゆる事象は物語です。この文章に関するノウハウをまとめた書籍もきっと、物語です。
僕が伝えたいことを文章にしました。それを編集さんが頭を悩ませて修正し、デザイナーさんが苦闘してデザインしてくださいました。
めちゃくそにかっこいい。書影画像では伝わらなかったところもあるのですが、キラキラのとこがかっこよすぎる。読まずに部屋に飾っておいてもかっこいい。
今回、この本をデザインしてくれたのは吉岡秀典さん(セプテンバーカウボーイ)。めちゃくちゃすごい方です。
本文組みのデザインがエヴリ・シンクの阪口さん。中身もめちゃくそかっこいい!
編集はアスコム。大西さん。めちゃくそに厳しく、何度も書き直しさせられました。
校正は東京出版サービスさん。
そしてそれを営業さんが「これは売らなきゃならん」と一生懸命に売り込んでくれました。
そして僕にとって文章や文章に対する姿勢・スタンスなど、師匠ともいえる人々が推薦文を寄せてくれました。
めちゃくそに豪華すぎる。
そして、まさかアイナ・ジ・エンドさんに僕の文章を読んでもらえる世界線があるなんて!(アイナ・ジ・エンドさんの推薦文は後日紹介予定です)
そんな多くの人がプロとして関わってくださった書籍、それを書店員さんが本屋に並べてくれて、皆さんの手に届くわけです。
この書籍が届くまで、それ自体が物語であり、「伝える」のリレーになっていると思います。ただ僕が書いた文章が、多くのプロの方の手によってつながれていきます。それはもう物語です。そして、その最終走者はみなさん、読者です。
僕が始めた物語です。それを是非とも読んでみませんか? 願わくば、これを読んであなたの感情を誰かに伝え、物語を始めてほしいです。自分の言葉が誰かに伝わっていく、それはきっと良いものです。
文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である 読みたくなる文章の書き方29の掟
著者:pato出版:アスコム価格:1760円(税込)発売 3月28日
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文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。 読みたくなる文章の書き方29の掟
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